and_MATILDA’s story

《映画×食》想像し、形にする。日々の経過をマイペースに綴る"美味しい"ブログ。

SCENE #10 ポタージュのあたたかさ

寒い日が続きます。

暖かいポタージュスープはいかがでしょう。
 
職場で1リットルの生クリームを貰ったので、Soup Stock Tokyoのレシピでトウモロコシとさつまいものポタージュを作ります。
 

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【ポタージュスープ】
スープのこと。広義にはスープ全体をさしますが、日本では,澄んだスープをコンソメ。濁ったりとろみのあるものは、ポタージュと呼ばれる。
 
手間がかかると思いがちなポタージュスープ。
 
ミキサーがあればそれほど難しくはないんじゃないかな。
 
日本人にとって、
レトルトやインスタントが多く出回っていることで、
自宅でポタージュスープを作ることはあまりないのかな。
 
特に、
日々家事に追われるような方々は、
わざわざスープに手間をかけられないですよね。
 
それなら、
普段家事は任せきりな方がご家族に作ってあげるのも素敵ですね。
 
ちなみに、
味付けは主に野菜の甘み。
 
素材の味ってやつですね。
 
あと、滑らかな口当たりなこと。
野菜の栄養分が凝縮されていること。
 
そんなことから
おじいちゃんおばあちゃんに作ってあげて欲しいし、好まれます。
 
さぁ、美味しいスープをはじめましょう。
 
まずは食材の切り出し。
 
玉ねぎをみじん切りに。
もしくは、繊維に逆らってスライス。
 
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鍋にオリーブオイルと塩を入れて、弱火でじっくり火を通していきます。
 

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見極めは、食感と音。
 
火にかけている間は、シューっと小さな音がすることを確かめながら。
 
パチパチという音は水分が飛んで焦げている音。
 
そんな音が聞こえたら、木べらで軽く混ぜる。
 
食感はしんなりと。
そして一番は玉ねぎの甘みがあること。
 
塩しかしないのに、
ほんのり甘い。
 
調理って、
食材の持つ力って、
不思議なんだ。
 
蓋をすると早くできます。
 

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みじん切りはアッシェ。
この調理法はシュエ。
 
「アッシェしてシュエなー。」
 
いつもこの言葉を思い出します。
 
火で一番最初に習ったことで、
とても大事な調理法。
 
味の勉強をしていると、
 
焦がしてしまうと、
スープを口にした時に焦げた匂いや味を感じるんです。
 
だから、とっても怒られます。
 
 
でも気をつけるのはほぼ、ここだけ。
 
サツマイモを5mmくらいにスライスして、鍋に。
 
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普通は水につけておくけど、
使う直前に切って入れちゃっておっけい。
 
トウモロコシは売ってなかったので、冷凍で賄います。
適当に、一袋入れちゃって。

 

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水を入れて。
 

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蓋をして。
 
サツマイモが柔らかく煮崩れるまで煮込みましょ。
 
時々まぜまぜ。
 
木べらで混ぜると、
ホロっと崩れる。
 
そんな頃に牛乳を。
 
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熱々だと危ないので、
 
少し冷めたらミキサーに。
 
我が家にはミキサーがないので、
代わりに親友から受け継いだフードプロセッサーで回します。
 

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ミキサーの方が繊維を細かくしてくれるので、なめらかになりますよ。
 
熱いものを密閉してミキサーで回すと、
膨張して大事件になっちゃいます。
 
蓋がパーンッと飛んで、
熱々のスープが飛び散って火傷…なんてことになりますので気をつけてくださいね。
 
実際、軽くですが経験済みです。
 
スープなんで、斑点状に火傷して嫌だったなぁー。
 
ミキサーにかけたら、あともう一手間だけ。
 
濾しましょう。
 
サツマイモなどは皮ごと煮たので、濾すことで、ざらついた繊維や皮を排除します。
 
栄養分は吸収しましたからね。
 
彼らには、おつかれさまってね。
 
この一手間で、
口当たりの滑らかなスープになります。
 

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こしたスープを鍋で温める時に、生クリームを入れましょう。
 
あまり入れすぎると重すぎるし、
牛乳だけでは淡白になります。
 
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この辺は、自分の味で。
 
余裕があれば、サツマイモを少しスライスして素揚げ。
 
サツマイモチップスを作って盛り付けの時にトッピング。
 
カリッとした食感がアクセントに。
 
よく、コーンポタージュスープにクルトンが乗ってますね。
 
カリッと。
 
スープに溶けて、
 
ドロッと。
 
その変化が美味しいですね。

 

寒い日の、
温かいスープ、
 
いいね。
 

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近頃は、
 
レトルトも美味しいものがあるけれど、
 
やっぱり手間をかけた料理の味は数段違う。
 
すぐには食べることができないから、
 
また価値がある。
 
そう感じます。
 
今働いている職場は珈琲屋で、
食事もあります。
 
でもメインはドリップ珈琲なので、
食事は実はほとんどレトルトや冷凍。
 
今時の飲食店は、
チェーンやチープな店ほど、
人件費を最低限にするならそういうものに頼らざるを得ないんですね。
 
こちらも割り切って働く。
 
ドリップを、
エスプレッソを、
スープを、
手間のかけた料理を、
若い客層を、
高齢者を、
 
そんな風に学びたいジャンルごとに職場を変える。
 
割り切ってはいるものの、
 
素敵なアクセサリーを身につけた上品な奥様が、
 
レトルトの料理を満足そうに食べてくださることや
 
満足そうに提供するスタッフ側にも
 
時々ちょっと悲しい気持ちになる。
 
もちろんお客様側も割り切っているとは思うけど。
 
「美味しい」の判断は、
「値段の割りに」なのかもしれない。
 
それでも、なんだか葛藤がありますねっ。
 
あー、ちゃんと料理やりてーなって。
 
フレンチいいなって。
 
一体食の時代はどうなっていくのかななんて思いますね。
 
だからせめて、
たまには食への余裕を作りたい。
 
食べるのは一瞬だけど、
出来上がるまでを楽しみたいです。
 
 
《 TODAY'S MOVIE 》
 
製作:1990年/アメリカ
 

昔々、町外れのお城に孤独な発明家がいた。彼そっくりの人造人間のエドワードに大きなハート形のクッキーを選んで心臓とする。しかし、完成させることなくこの世を去ってしまう。

両手がハサミのまま、一人残されたエドワード。

ある日エドワードの住む城に化粧品を売りに来たペグは、彼をパステルカラーの家が並ぶ町に連れて帰ることに。

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ハサミの手を持つエドワードは植木を綺麗に整えたり、ペットの毛を刈ったりして人気者になってゆく。そしてエドワードはペグの娘キムに恋をするのだけれど…。

ファンの多い、切ないラブストーリーの映画。

(ちなみに、エドワードはNYに実在する美容師がモデルらしい。その人のサロンが東京にできるんだとか。)

 

エドワードの手はハサミ。

それでは、まともに食事ができません。
 

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そこで、
 
小さい時に見た「狐と鶴のご馳走」という絵本を思い出して、
 
エドワードにスープを
と、思ったんです。
 

意地悪好きの狐が鶴に「ご馳走するからいらっしゃい」と招待し、やって来た鶴にわざと平たい皿に入れたスープを差し出す。

鶴はクチバシが長いため飲めない。それを見ながら狐はおいしそうにスープを飲む。

今度は、鶴は狐に「先日はご馳走をありがとう、今度は私がご馳走するからいらっしゃい」と言って、

訪れた狐に細長い口の壷に入れた肉を差し出す。

狐はクチバシがないのでそれを食べられない。

それを見ながら鶴はおいしそうにクチバシで中の肉をつまんで食べる。

 
そんな話です。
 
子供ながらに印象に残ったんです。
 
ポタージュスープなら栄養分もしっかりあるし、
 
スプーンを使わなくても器なんかによって怪我をせずに、飲む方法がありそうだなって思いました。
 
何より、
 
彼はとても純粋で、優しい心の持ち主。
 
その内面がスープの優しさの印象でした。
 
あと、もう一つ。
 
物語の中で
彼は氷の彫刻を作って、
雪を降らせ続けるんです。
 

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きっと、一心不乱にずーっと作り続けてる。
 
人の手にはしてあげられなかったから。
 

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せめて、温かさを。
 
冷えた彼に温かいスープを。
 
少しでも安心させてあげれるように。
 
と、いうわけです。
 
 
《 TODAY'S BGM 》
料理も音楽も、素材を楽しんで。


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Good night...

 

and_MATILDA♡